センティアＷｉｎｇスタッフ日記 Daily news from Centia-Wing Tennis School

今日は、奥田小学校にて、毎年恒例の

”山本　薫さん　バイオリンコンサート”が行われました

山本　薫さんは、奥田小学校出身で、現在はドイツで活躍中のバイオリニストです

もうお一人、同じく奥小出身の　ピアニスト　播　環さんも奈良県から駆けつけて下さいました
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ばん　　　たまき

播　環さんは山本さんの妹さんでとても仲良し姉妹です

まず始めに、ピアノとバイオリンの共通点、相違点などをご説明されました

ピアノもバイオリンも木製で、弦があります。

でも、バイオリンの弦は４本に対して、ピアノは何と２３０本！！

バイオリンは弓で撫でて弾きますが、ピアノは小さなハンマーで弦を叩いて弾きます。

ピアノは１打弾くとだんだん音は弱まりますが、

バイオリンは弓で１音撫でながら、音をどんどん強めることが出来ます。

それから、寿命はピアノは７０～８０年、

バイオリンは３００年からが良い音色を出し始め、

４００年でも５００年でもますます音色が深まっていくそうです

今日、山本さんが持ってきておられたバイオリンは、

３００年前、日本はまだ江戸時代だった頃に作られたものだそうです

それから、演奏が始まり、前半は音楽の教科書に載っている曲ばかり

　　曲目は、　愛の挨拶　エルガー

　　　　　　　　トルコ行進曲　ベートーベン

　　　　　　　　ミッキーマウスマーチ　ジミー・ドッド

　　　　　　　　美しきロスマリン　クライスラー

　　　　　　　　翼をください　村井　邦彦
　　　　　　
そして、　　　崖の上のポニョ　久石　譲　では、全校児童が大合唱で楽しみました

後半は、世界各国の人々の様子を教えてくださいました。

外国で山本さんが、”日本の富山出身です。”と言うと、

国によって返答がさまざまだそうです。

　真面目で、物事をきちんとやる仕事好きのドイツ人は、

　　”富山の場所は東京の西？東？人口は？面積は？”と聞かれるとのこと、

　毎日、明るく楽しく人生を生きることが大切で、おいしいものを食べ、

楽しい物を見るために働くフランス人は、

　　”富山には、どんなおいしい食べ物があるの？どんな楽しいことがあるの？”

　明るくてお祭り好き、楽しいことが大好きなスペイン人は、

　　”富山では、どんな踊りを踊るの？”

　領土のほとんどが寒くて人間が住める場所が限られ、

食べ物も少ししかないけど、辛抱強くて明るいモスクワの人は、

　　”富山は、おいしい食べ物も楽しい事もたくさんあっていいね～”

　そして、播さんが住んでおられる奈良県の人は、

　　”富山は、海も山も近くにあって、魚、ほたるいか、甘エビ　おいしいものがいっぱいあるし、

　住みやすそうでいいね～”と言われるそうです。

そして、各国の演奏が始まりました

曲目は、　ハンガリー舞曲　ブラームス

　　　　　　亜麻色の髪の乙女　ドビュッシー
　　
　　　　　　カルメン幻想曲より　ハバネラ　サラサーテ

　　　　　　くるみ割り人形より　行進曲　チャイコフスキー

　　　　　　春の海　宮城　道雄

　　　　　　スケルツオ　タランテラ　ウィニアフスキー
　
どの曲も聴いたことがある有名で素晴らしい曲で、

こんな曲名だったんだ～とか、作曲者はこの人なんだ～とか

思いながら、お二人の演奏に見とれているうちに

あっという間に１時間が経ってしまいました

山本　薫さん　播　環さん

今年も遥々富山まで来て下さり、

全校児童、父兄まで、素晴らしい音楽の世界を堪能させて下さいまして、

本当にありがとうございました

これからもご活躍を応援しております

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中川　由美子